憲兵隊東支部に関するモニュメント@YMCA(15)
今日は植物ではなく、島内に複数ある「かつてここで日本軍が何をしたか」の碑について。
まず1つ目は、”Kempeitai East District Branch”こと日本占領時代の憲兵隊昭南東分隊跡。
場所:1 Orchard Rd, Singapore 238824
最寄駅:Bencoolen,Dhoby Ghaut, Bras Basah
石碑はNational MuseumとYMCAの間にひっそり立っている。
が、しっかりポケストップになっているのでポケgoユーザーはプレイしながら探せば一発で発見できる。
この日本軍関連の碑はすべて本を開いた形になっている。
むかて左はこちら。英語で記載されている。
訳はこちら。
「かつてここに建っていた旧YMCAの建物は憲兵隊東分隊であった。
この恐るべき憲兵隊は日本の統治に対する当地の反発を弾圧する役割を担っていた。
彼らはいわゆる粛清(Sook Ching)と呼ばれる軍事作戦を行い、その結果多くの中華系住民が抗日分子と疑われ殺害された。
憲兵隊は情報提供者を地元コミュニティからやとっており、かくして住民の間に不信感を植え付けた。
ほんのわずかな疑いで住民たちは連れ去られていった。疑われ連れ去られたものたちは尋問の最中に拷問された。
建物周辺のしじまが犠牲者の叫び声によって破かれることもしばしばであった。
この憂き目に遭いつつも生還したElizabeth Choyはこの様に語っている。
『地獄だってあれよりはマシよ』」
向かって右はこちら。英語よりも簡略化した内容で、マレー語、中国語、タミル語、そして日本語で記されている。
英語で書かれている碑の下に”World War 2 location site”として
20箇所リストアップされている。きっとここのすべてにこの碑があるんだろう。
私はまだ3箇所しか知らない。
この国に住む日本人として、帰国までにすべて訪れたい。まぁコロナが落ち着かなきゃ遠出はできないんだけどね…